榮樂(えいらく)内科クリニック 鹿児島市

インフルエンザについて

インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、毎年世界中で流行がみられています。
流行が周期的に現われてくるところから、16世紀のイタリアの占星家たちはこれを星や 寒気の影響(influence)によるものと考え、これがインフルエンザの語源であると言われています。
日本のインフルエンザの発生は、毎年11月下旬から12月上旬頃に始まり、翌年の1~3月頃に患者数が増加し、4~5月にかけて減少していくパターンを示しますが、時折夏季に患者が発生することもあります。

ウイルスの型について

インフルエンザウイルスにはA,B,Cの3型があり、流行的な広がりを見せるのはA型とB型です。A型とB型ウイルスの表面には赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖 蛋白があり、これらが感染防御免疫の標的抗原となっています。
とくにA型では、HAには15種類、NAには9種類の抗原性の異なる型が存在し、これらの様々な組み合わせを持つウイルスが、ヒト以外にもブタやトリなどその他の宿主に広く分布しています。
現在はA型であるH3N2とH1N1、およびB型の3種のインフルエンザウイルスが世界中で流行しています

臨床症状

臨床症状は、インフルエンザウイルスの感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で軽快するのが典型的なインフルエンザで、いわゆる「かぜ」に比べて全身症状が強いのが特徴です。
とくに、高齢者や、年齢を問わず呼吸器・循環器・腎臓などに慢性疾患を持つ患者、糖尿病などの代謝疾患、免疫機能が低下している患者さんでは、もともとの病気が悪くなったり、呼吸器に二次的な細菌感染症を起こしやすくなることが知られており、入院や死亡の危険性が増加します。

診断方法

診断には、患者さんの鼻やのどの粘液を綿棒でぬぐって検査するインフルエンザ抗原検出キットが広く利用されています。

治療方法

治療としては、安静にして睡眠を十分にとること、また、高熱によって脱水症状が起こらないように水分をしっかり補給することが大切です。
近年、インフルエンザウイルスに感染した細胞からのウイルス放出を阻害しウイルスの増殖(体内での拡散)を抑える作用をあらわす「ノイラミニダーゼ阻害薬」と呼ばれる抗インフルエンザウイルス薬が登場しました。
現在使用できる「ノイラミニダーゼ阻害薬」としては、
タミフル 経口薬
リレンザ 吸入薬
イナビル 吸入薬
ラピアクタ 点滴静注薬  があります。

更に最近、1回経口投与で、インフルエンザウイルスに感染した細胞内での増殖自体をブロックしてくれる
新しい作用機序の抗インフルエンザウイルス薬である ゾフルーザ も使用できるようになりました。

どちらの抗インフルエンザウイルス薬も、インフルエンザ発症から48時間以内に使用すると、ウイルスの増殖を
抑えて、発熱などの症状が消えるのを早めたり、体外に排出されるウイルスの量を減らすなどの効果があります。


予防方法

インフルエンザの予防には、インフルエンザワクチンの接種があります。
ワクチンを予防接種すると、インフルエンザウイルスに対抗するための抗体を作らせることができます。
予防接種でインフルエンザウイルスの感染を完全に予防することはできませんが、 インフルエンザにかかる人や、重症化して入院する人を減らせます。
インフルエンザウイルスはめまぐるしく変異する為、毎年その年に流行するインフルエンザウイルスを予測し作成せれたワクチンの予防接種が必要です。

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