榮樂(えいらく)内科クリニック 鹿児島市

関節リウマチの評価

適切な治療によって寛解を目指すためには
定期的な関節リウマチの疾患活動性を評価することが重要です

「疾患活動性」とは病気の勢いの程度のことです。例えば病気の活動性が高い時には、多くの関節に痛みや腫れがあり身体の炎症反応がひどい状態にあります。病気の活動性がとても低く、症状がほとんどない状態は「寛解(かんかい)」といいます。
多くの患者さんは症状がほとんどない寛解を目標として治療を行っていきます。
それは、寛解を達成し、それを維持しないと関節の変形が進行するからです。
しかし、痛みの感じ方はひとりひとり違います。痛みがなくても関節には炎症があったり、痛みがあるにもかかわらず炎症はなかったりと、症状と合わないことがあります。そのため疾患活動性の評価には、客観的指標が必要です。当院は疾患活動性の評価に力を入れており、毎回の触診・血液検査、それらによって算出される総合的疾患活動性指標、そして定期的な画像検査(X線検査・エコー検査)により炎症の程度や関節の変形の進行がないかを確認しています。

血液検査

CRP、赤血球沈降速度(ESR)、MMP-3で炎症の程度をみています。
また肝機能や腎機能、感染症など副作用のチェックも行っています。

総合的疾患活動性指標
(composite measure of disease activity)
及び
身体機能障害指数(HAQ)

当院では、活動性指標として症状があるときには「DAS28」、寛解のときには「SDAI」「CDAI」「Boolean」、さらに日常生活における困難の程度をあらわす「HAQ」の5つの指標を使用しています。

DAS28(disease activity score28/ダス28)

リウマチ専門医の触診による特定の関節28か所における圧痛・腫れのある関節数、炎症反応の有無(CRPまたは赤血球沈降速度(ESR)、当院ではCRPを使用)、患者さんによる全般的評価VASをもとに算出します(各項目については☆参照)。
DAS28のスコアは、関節リウマチの患者さんの現在の疾患活動性や症状の程度をあらわすもので、治療効果を判断するための指標になります。また、DAS28-CRPのスコアを2.3未満にすることを目標に治療を行います。

治療によってDASスコアが下がり、活動性が低下してきているのが
わかります。

SDAI(Simplified Disease Activity Index/エスダイ)

リウマチ専門医の触診による特定の関節28か所における圧痛・腫れのある関節数、炎症反応の有無(CRP)、患者による全般的評価VAS、医師による全般的評価VASをもとに算出します(各項目については☆参照)。

CDAI(Clinical Disease Activity Index/シーダイ)

リウマチ専門医の触診による特定の関節28か所における圧痛・腫れのある関節数、患者による全般的評価VAS、医師による全般的評価VASをもとに算出します(各項目については☆参照)。CDAIは血液検査なしで計算できるため診察中に算出可能です。

Boolean(ブーリアン)

リウマチ専門医の触診による特定の関節28か所における圧痛・腫れのある関節数、炎症反応の有無(CRP)、患者による全般的評価VASをもとに算出します(各項目については☆参照)。
DAS・SDAI・CDAI・Booleanの中で最も厳しい寛解基準と言われており、Booleanの寛解を達成することが最終的な目標です。

☆それぞれの指標で調べる項目
・ 圧痛のある関節数:押さえたときに痛みを感じる関節の数をチェック
・ 腫れのある関節数:腫れのある関節の数をチェック
・ 炎症反応の有無: CRPまたは赤血球沈降速度(ESR)を血液検査でチェック 当院はCRPを使用
・ 患者による全般的評価VAS(visual analogue scale):※1でチェック
・ 医師による全般的評価VAS:※2でチェック
※1:患者による全般的評価VAS
長さ10cmの水平な線をスケール(物差し)に、現在の症状がどの程度かを患者さん自身が判断します。
左端が、関節リウマチの症状が日常生活にまったく影響していない状態とし、右端を、関節リウマチの症状がこれまでで最大と設定します。
※2:医師による全般的評価VAS
長さ10cmの水平な線をスケール(物差し)に、現在の症状がどの程度かを医師が判断します。
左端が、関節リウマチの症状が日常生活にまったく影響していない状態とし、右端を、関節リウマチの症状がこれまでで最大と設定します。

HAQ(Health Assessment Questionaire/ハック)

HAQは、患者さんの日常生活における困難の程度をあらわす指標です。
日常生活で行う動作に関する質問に対して、「何の困難もない(0点)」「いくらか困難である(1点)」「かなり困難である(2点)」「できない(3点)」という4段階のなかから、もっとも自分の状態に近いものを患者さん自身に回答してもらい、それぞれの点数を合計し、平均数字をだします。点数が高くなるほど日常生活に困難のあることがわかります。0.5点以下であれば、機能的寛解と考えられます。

画像検査

定期的な画像検査(X線検査・エコー検査)により炎症の程度や関節の変形の進行がないかを確認しています。

診療案内

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